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〇耐朽性の高さ
 本州ではスギは古くから住宅などの建築物に使われてきました。
 日本で一番多く植えられている木ですから、資源が豊富にあったためもありますが、スギが比較的耐朽性の高い樹種であったことも理由のひとつとしてあげられます。
 
 こちらは、主要な針葉樹の耐朽性をまとめた表ですが、

耐朽性の区分樹種

(無処理で野外で7~8.5年)
ヒノキ、ヒバ、ベイヒ、ベイヒバ、ベイスギ

(無処理で野外で5~6.5年)
スギ、カラマツ、ベイマツ
小(無処理で野外で3~4.5年)モミ、アカマツ、クロマツ、ベイツガ、オウシュウアカマツ
極小(無処理で野外で2.5年以下)トドマツ、エゾマツ、ベイモミ、スプルース、ラジアータパイン、ホワイトウッド

 針葉樹の耐朽性(心材の野外杭試験) 木材保存学入門改訂版、(社)日本木材保存協会より

 このようにスギは耐朽性が高い樹種として有名なヒノキ・ヒバには及びませんが、カラマツと同等で、近年建築用材として多く流通している外国産材のホワイトウッドなどよりも耐朽性が高い木材であると言えます。

 また、シロアリに対する抵抗性(耐蟻性)では、

耐蟻性樹種
ヒバ
ヒノキ、スギ、カラマツ、ベイヒ
モミ、エゾマツ、トドマツ、アカマツ、クロマツ、ベイスギ、ラジアータパイン、ベイツガ、ベイマツ、オウシュウアカマツ、ホワイトウッド

針葉樹の耐蟻性(心材) 木材保存学入門改訂版、(社)日本木材保存協会より

 こちらもヒバには及びませんが、スギはカラマツやヒノキと同等、ホワイトウッドなどよりも蟻に対する抵抗性が強いと言えます。
 このようにスギは耐朽性や耐蟻性が比較的高く、長期で使われるような用途に適した材料の一つといえます。

〇寸法変化の少なさ

こちらは、主要な針葉樹の乾燥による寸法変化率をまとめた表ですが、 

 平均収縮率
(接線方向)(%)
平均収縮率
(放射方向)(%)
ベイマツ0.330.14
カラマツ0.280.18
ヒバ0.270.19
ヒノキ0.230.12
スプルース0.250.15
ラジアータパイン0.240.10
ホワイトウッド0.280.16
トドマツ0.350.14
スギ0.250.10

木材の乾燥による収縮率 日本の木材 (社)日本木材加工技術協会

 *平均収縮率・・・含水率(木材中に含まれる水分量)が1%減ったときの寸法の収縮率、値が小さければ乾燥による寸法変化が小さい

 平均収縮率は木材の乾燥による収縮率を表したもので、値が小さいと乾燥による寸法変化が小さいと言えます。スギは接線方向・半径方向ともに収縮率の値が小さく、乾燥や加湿による寸法変化が小さい材であるといえます。
 
 

 ここまで紹介したスギの魅力をまとめると【建築材としては一番軽く断熱性・調湿性・寸法安定性に優れるのに、耐朽性・耐犠牲も高い材料】となり、まさに日本の気候にマッチした素材といえます。
 
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