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〇強度

スギは軟らかく弱いイメージがあり強度に不安がある。
北海道でカラマツ・トドマツを普段扱っている大工さんや工務店にスギの印象を聞くと、よくこういう言葉が返ってきます。

こちらは主要な針葉樹の強度を比べた表ですが、

 曲げ強さ
(kgf/cm2)
曲げヤング係数
(tf/cm2)
圧縮強さ
(kgf/cm2)
せん断強さ
(kgf/cm2)
ベイマツ85012045090
カラマツ80010045080
ヒノキ7509040075
ヒバ7509040075
ラジアータパイン7008533090
ホワイトウッド6609032590
トドマツ6508033065
スギ6507535060
オウシュウアカマツ6508029085
ベイスギ5508031060

主要針葉樹の強度 日本の木材 (社)日本木材加工協会 木材の基礎知識 (財)日本木材総合情報センター より

曲げ強度・・・材の強さを表す指数。破壊強度
ヤング係数・・・材のたわみにくさ、曲がりにくさを表す指数。

曲げ強度は木材の折れにくさ=強さを表す指標ですが、ベイマツやカラマツの強度が高く、スギはトドマツと同程度で多少強度が低い材料といえます。
ヤング係数は木材の曲がりにくさ=硬さを表す指標ですが、こちらもスギは値が低く軟らかい材料ということができます。

ただ少し専門的な話になりますが、スギはトドマツやホワイトウッドなどと比べてヤング係数は低いが曲げ強度が同程度という傾向があり、そこからはスギは「曲がりやすいが折れにくい=しなやかだけど粘り強い」材料であるということができます。

ただ曲げ強度は低めな材ですから、スギを大型建築物など高い強度が求められる構造物に使う場合には、集成材としたり、断面を少し大きくするなどの工夫は必要なようです。

〇色合い

 木材は樹種によりさまざまな色合いがあります。
 北海道の針葉樹ではトドマツは真っ白な色合いが特徴で、カラマツは赤みの強い独特の色合いが好まれています。
 スギは樹心に近い部分(心材)はカラマツに近い赤みがあり(赤身)、樹皮に近い部分(辺材)はトドマツのように白い(白身)という特徴があります。
 スギはこの赤身と白身それぞれを使い分けたり、組合せたりといった使い方もでき、独特な色合いが楽しめるのも魅力の一つです。
赤み(心材)と白み(辺材)の色合いを生かしたクラフト
スギの赤身(心材)と白身(辺材)の色合いを生かした玩具

赤み(心材)と白み(辺材)の色合いを生かしたテーブル
スギの赤身(心材)と白身(辺材)の色合いを生かしたテーブル

 これまで紹介してきたように、木には樹種によりそれぞれの長所と短所があります。
スギは軽くて、寸法変化が少なく、耐久性も高いことが魅力と言えます。

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