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〇スギの熱伝導率
 木材の熱伝導率は木材中の空気量(木の重さ)に比例しますから、空気を多く含む軽い木は熱伝導率が低くなります。
   

樹種気乾比重熱伝導率
W/(m・k)
キリ0.300.073
スギ0.380.087
トドマツ0.400.090
カラマツ0.500.106
マカバ0.670.140
ミズナラ0.680.142

主な国産材の熱伝導率 木材工業ハンドブック

 同じ木材でも、スギはフローリングなどで使われているミズナラに比べると熱伝導率は約1.6倍も低くなります。
 この熱伝導率の低さこそ、スギは冬に触っても冷たく感じない 理由なのです。

 木材は多くの空隙があり熱が伝わりにくい天然の断熱材のような構造をしているので、他の建築用材料と比べても熱伝導率の低さが際立っています。 

トドマツ顕微鏡
種類熱伝導率
W/(m・k)
スギ0.087
0.110
石膏ボード0.220
レンガ0.620
漆喰0.700
ガラス0.700
コンクリート1.600
53.000

主な建築材料の熱伝導率
理科年表、木材工業ハンドブック

 グラスウールなどの断熱材はおおむね熱伝導率が0.03~0.05程度ですから、スギは断熱材には及びませんがそれに近い熱伝導率を持った材料です。

 日本の住宅は欧米の住宅と違い靴を脱いで生活するので、フローリングや腰壁など人が触れる場所には熱伝導率の低い材料が適しています。
 

 スギは柔らかい材料ですから、小さなお子様がいて床や壁などを傷つけやすい家庭には向かないかもしれませんが、高齢者向けの住宅などではこの熱伝導率が低さが好まれてフローリングなどにも多く使われています。

〇スギの調湿性能
 季節の変化が大きく、梅雨などもある日本では古くから衣装タンスや書類入れなどに桐材が好まれて使われていました。桐は日本で一番軽い木で多くの空隙を持つため、断熱性や湿度調整機能に大変優れ、日本特有の梅雨の湿気などから衣類や書類を守るのに最適な素材だったのです。
 スギも桐に次いで軽い木ですから、多くの空隙を持ち湿度調整機能に優れています。

 乾燥する冬や蒸し暑い夏など、季節による環境変化が激しい日本において、熱伝導率が低く調湿機能の高いスギはまさに最適な建築材料のひとつと言えます。スギで作られた家は多くの空気層に守られるため、年間を通して快適に過ごすことができます。
 
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