道南スギのサイトへようこそ

〇北海道でのスギ造林
 北海道の道南地方では、古くからスギの苗木が本州から持ち込まれ植栽が行われていました。
 今から250年ほど前の1700年代後半頃には松前藩により松前町池の岱にスギが植えられていたと言われています。
 現在では北海道の主要な造林樹種となっているトドマツやカラマツの造林は、苗木生産の難しさもあって1800年代後半頃から始まったと言われていますから、北海道におけるスギ造林の歴史の深さがわかります。 
松前町池の岱のスギ林
松前町池の岱のスギ林(1770年頃の造林から2度の伐採を経て、
今は3代目の「道南スギ」が成林している。中央に見える2本の
「古スギ」は2代目(1850年頃)に植えられたもの)

〇スギ造林の拡大
 1700年代後半に松前藩が松前町池の岱に造林したスギは、その後伐採され福山城(松前城)の築城(1850年頃)に使われたそうです。松前藩の時代には道南地方の神社などにもスギの植樹が行われていたようで、今でも道南地方の神社などで見られるスギの名木はこの前後の時期(1700年頃)に植えられたものではないかと言われています。 
北斗市文月神社のスギ
北斗市文月神社のスギ(樹径150cm、幹回り4.8m、樹高27m、推定樹齢300年超)

 1800年代に入ると蝦夷地は幕府の直轄地となり、幕府主導でスギの造林が行われるようになります。現存する函館山山麓のスギはこの頃(1808年)に七重村(七飯町)の倉山卯之助により植えられたとの記録が残っています。
函館山のスギ
函館山のスギ(七重村の倉山卯之助により1808年頃に植えられたもの)
   
 その後もスギの造林は小規模に行われていましたが、その頃はまだ北海道の森林は「豊富にある天然林を伐採する時代」であり、造林は積極的には行われていませんでした。
   
 人工造林面積が一気に拡大するのは、戦後(昭和30年代~)に行われた「拡大造林政策」によります。現在の道南スギ林のほとんどはこの拡大造林政策時代に造林されたもの(40~60年生)です。現在では、渡島・檜山管内で約3万2千haものスギ林が広がっています。

道南スギの魅力(道南スギの分布)へ